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「子どもの口呼吸、そのままにしていませんか?歯並びや発育への影響と治し方」

子どもの口呼吸、そのままにしていませんか?歯並びや発育への影響と治し方
神戸市兵庫区 北村歯科医院|院長 北村聡一(歯科医師・理事長)
「うちの子、いつも口が開いているな…」「寝ているとき口で息をしている」——そんなことが気になったことはありませんか?口呼吸は単なる癖ではなく、放置すると歯並び・顎の発育・免疫力にまで影響を及ぼすことがあるサインです。早めに気づいて対処することが大切です。

そもそも、鼻呼吸と口呼吸はどう違う?

人間は本来、鼻で呼吸するようにできています。鼻には、外から入ってくる空気を温め・湿らせ・ウイルスやホコリをフィルタリングする機能があります。鼻毛や鼻腔の粘膜が異物を捕まえ、きれいな空気を肺へ届けてくれるのです。

一方、口から直接空気を吸うと、こうしたフィルター機能をすべて素通りします。冷たく乾燥した空気・細菌・ウイルスがそのまま体内へ入り込みやすくなります。子どもの場合、この差が風邪をひきやすい・アレルギーが悪化しやすいといった体の不調として現れることがあります。

口呼吸が子どもの歯並びに与える影響

口呼吸が習慣になると、口まわりの筋肉の使われ方が変わります。その結果、顎や歯並びにさまざまな影響が出てきます。

😬
出っ歯になりやすい
口が開いた状態が続くと、舌が下がり上の前歯を前に押し出す力が働きます。
👄
顎が細く・狭くなる
鼻呼吸では舌が上顎を押し広げますが、口呼吸では舌が下がるため上顎が広がりません。
🦷
歯が乾燥して虫歯リスクが上がる
口が開いていると唾液が乾燥しやすくなり、虫歯菌が増えやすい環境になります。
😮
開咬(かいこう)になりやすい
上下の前歯が噛み合わない「開咬」は、口呼吸が原因のひとつとされています。

顎の骨は子どもの時期に最も発育します。口呼吸が続くほど、顎の正しい発育が妨げられ、矯正治療が必要になるリスクが高まります。早期に気づくことが重要です。

もしかして口呼吸?チェックリスト

以下の項目にあてはまるものがないか、チェックしてみてください。

お子さんの口呼吸チェックリスト
  • 寝ているとき、口が開いていることが多い
  • 起きたとき、口の中が乾いている・口臭がある
  • いびきをかく、または口でハアハア呼吸している
  • 食事中に口を開けて食べる(クチャクチャ音がする)
  • 風邪やのどの炎症をくり返しやすい
  • アレルギー性鼻炎・花粉症がある
  • ぼーっとしていることが多く、集中力が続かない
  • 唇がいつも乾いている・荒れている

3つ以上あてはまる場合は、口呼吸が習慣化している可能性があります。一度歯科医師にご相談ください。

口呼吸の原因はさまざま

口呼吸になる原因は一つではありません。主なものとして、鼻づまり・アレルギー性鼻炎・扁桃腺の肥大・アデノイド(咽頭扁桃の肥大)などの医学的な原因と、口まわりの筋肉の発達不足による習慣的な原因があります。

医学的な原因がある場合は耳鼻咽喉科との連携が必要なケースもありますが、口まわりの筋肉トレーニング(口腔筋機能療法)や生活習慣の見直しで改善できるケースも多くあります。

家庭でできる口呼吸の改善アプローチ

1
「あいうべ体操」で口まわりの筋肉を鍛える
「あ・い・う・べ」と大きく口を動かす体操です。舌と口まわりの筋肉を鍛え、自然な鼻呼吸へ誘導します。1日30回を目安に、食後などに習慣化するのがおすすめです。
2
よく噛む食事を意識する
噛む回数が増えると口まわりの筋肉が発達し、自然と口が閉じやすくなります。やわらかいものばかりでなく、適度に噛みごたえのある食材を取り入れましょう。
3
姿勢を整える
猫背や前かがみの姿勢は、気道が狭まり口呼吸になりやすくなります。食事中・勉強中の姿勢を見直すことも口呼吸改善につながります。
4
鼻づまりがある場合は耳鼻咽喉科へ
アレルギー性鼻炎や慢性的な鼻づまりが原因の場合は、まず鼻の治療が優先です。鼻が通るようになることで、自然と鼻呼吸に戻るケースも多くあります。

歯科医院でできること

北村歯科医院では、お子さんの口呼吸が気になる場合に、口腔内の状態確認・顎の発育チェック・口腔筋機能療法(MFT)のご案内を行っています。「矯正が必要になる前に対処したい」「子どもの口がいつも開いている」といったお悩みに、専門的な立場からアドバイスします。

口呼吸は早期に対処するほど改善しやすく、顎の発育への影響も最小限に抑えられます。「気になるな」と思ったら、ぜひお早めにご相談ください。

まとめ

口呼吸について押さえておきたいポイント
  • 口呼吸は歯並び・顎の発育・免疫力に影響する
  • 乾燥した口内環境は虫歯リスクも高める
  • 原因は鼻づまりや筋肉の発達不足などさまざま
  • あいうべ体操・よく噛む習慣・姿勢改善が有効
  • 気になったら早めに歯科医院へ相談を

「うちの子、口呼吸かも…」と気になったら、ひとりで抱え込まずにぜひ北村歯科医院へお越しください。お子さんの成長に合わせた適切なアドバイスをいたします。

北村歯科医院
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院長 北村聡一(歯科医師・理事長)
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