口腔筋機能療法(MFT)
MFTとは
口腔筋機能療法 (通称MFT)とは矯正治療を円滑に進め、舌や唇、頬などのお口の周りの筋肉を強化し、正しく機能させることを目的とする療法です。歯並びや咬み合わせの形成には遺伝だけでなく、舌の動かし方やお口の周りの筋肉の運動による影響が大きいとされています。お口の周りの筋肉を鍛え、正しい舌の動かし方を習得することで、正しい口腔機能が得られるとされており、そのために行うトレーニングです。
MFTの対象年齢
MFTは子供から大人の方まで効果があります。体の筋肉をつける筋トレと同様に、正しいトレーニングを続けることが大切です。
MFTの方法
当院では正しいトレーニングのやり方とトレーニングの経過の観察や記録を行います。ご家庭でトレーニングを行います。正しい方法で行うことが大切です。必ず歯科医院や専門家にご相談ください。
MFTのメリット
MFTを行う事で、唾液量の増加口腔周囲筋の筋力アップ・舌の筋力アップが効率よく行え、口呼吸から鼻呼吸への改善も可能になり、様々な効果が期待できます。
MFTは悪い癖をなくすことに繋がるため、
正しいトレーニングを行う限りはデメリットがありません!
お子さんの歯並びが気になる方はなるべくお早めにご相談ください。お口周りの悪い癖の原因は実は授乳、離乳食のころから始まっています。成長期にMFTを行うことで大きな変化が見られ、すぐに改善につながる場合もあります!
MFT基本レッスンの目標
お口を閉じている時に舌は上あごの裏にくっついていますか?
MFTを行い、正しい姿勢位の獲得を目指します。
正しい舌位
舌尖はスポットに接している。舌背は口蓋に接して安静を保っている。
正しい口唇位
口唇はリラックスし、閉鎖している。
正しい下顎位
下顎は上下顎の臼歯がわずかに開いた状態でリラックスしている。
POINT
鼻で息、 舌は上あご、 歯を離す
MFTの症例
MFTのご相談やご不明な点がある方は院長やスタッフにお気軽にお声がけください!
【症例集】小児矯正
前歯の隙間、開咬の改善
治療前
治療後
| 主訴 | 開咬合、正中離開、舌突出癖 |
|---|---|
| 治療期間 | 約2年 |
| 治療費 | 272,800円(税込) |
| 治療内容 | 床矯正装置を使用し、上顎の拡大。MFTによる、舌突出癖の改善。 パナリングを用いて、前歯で噛むことで歯列と開咬の改善。 |
| 治療のリスク | 顎関節痛、口内炎、虫歯、歯肉炎 |
矯正費用
1年分 税込
| 平行（拡大）装置 | ¥154,000 |
|---|---|
| MFT | ¥52,800 |
| 調整費 | ¥26,400 |
| MFT道具、動画代、管理料 | ¥39,600 |
| 合計 | ¥272,800 (兄弟・姉妹割 → ¥245,520) |
| 閉鎖（並べる）装置 | ¥77,000 |
|---|---|
| 追加、破損、紛失 | ¥38,500 |
| MFT追加(半年分) | ¥26,400 |
| 調整費追加(半年分) | ¥13,200 |
※並びによって追加拡大の装置代1つ:￥38,500-などの別途費用がかかる場合があります。
※MFT24回終了後、継続的なトレーニングが必要との診断になれば、12回分もしくは24回分の回数券を購入して頂きます。
- MFT(口腔筋機能療法)は毎月2回実施予定ですが予約状況や開始時期により、月1回となる場合ます。ご了承ください。
- 床矯正はI期治療(予防矯正)ですので、Ⅱ期治療(大人の歯が生えそろってからの矯正)が必要な場合があります。
- I期治療をすることによってⅡ期治療の期間が短くなる、歯を抜かなくて済むなどの大きなメリットがあります。
- 体の成長スピードの男女差と個人差はありますが期間は6歳〜10歳までです。(終了時期は乳歯ccが抜けるまで)
- 取り外しのできる装置です。
- ネジを回して顎を拡大し、歯の並ぶスペースを確保していく矯正です。
- 拡大の途中は、歯と歯の間にすき間が出来ます。
- スペースを作るために乳歯を削る場合があります。
- 拡大しているので一時的に歯に違和感やわずかな痛みを生じることがあります。
- 装置は1日トータルで14時間以上いれるようにしてください。時間が長ければ長いほど良い結果が得られやすいです。
- 18時〜24時がゴールデンタイムと言われています。この時間は必ず装置をつけるようにしてください。
※1日の半分以上（12時間）外してしまうと動いた歯が元に戻ってしまいます。 - 装置の使用状況、拡大具合によって予定していた期間より長引く場合があります。
- 装置をつけたまま飲食は出来ません。(水のみ可、お茶は着色する可能性があります)
- 破損した場合は破損の度合いにはよりますが、修理可能です。
- 紛失、修理できないほどの破損をされた場合は作り直しになるため1つ￥38,500-のお支払いが必要となります。
