そもそも、鼻呼吸と口呼吸はどう違う?
人間は本来、鼻で呼吸するようにできています。鼻には、外から入ってくる空気を温め・湿らせ・ウイルスやホコリをフィルタリングする機能があります。鼻毛や鼻腔の粘膜が異物を捕まえ、きれいな空気を肺へ届けてくれるのです。
一方、口から直接空気を吸うと、こうしたフィルター機能をすべて素通りします。冷たく乾燥した空気・細菌・ウイルスがそのまま体内へ入り込みやすくなります。子どもの場合、この差が風邪をひきやすい・アレルギーが悪化しやすいといった体の不調として現れることがあります。
口呼吸が子どもの歯並びに与える影響
口呼吸が習慣になると、口まわりの筋肉の使われ方が変わります。その結果、顎や歯並びにさまざまな影響が出てきます。
顎の骨は子どもの時期に最も発育します。口呼吸が続くほど、顎の正しい発育が妨げられ、矯正治療が必要になるリスクが高まります。早期に気づくことが重要です。
もしかして口呼吸?チェックリスト
以下の項目にあてはまるものがないか、チェックしてみてください。
- 寝ているとき、口が開いていることが多い
- 起きたとき、口の中が乾いている・口臭がある
- いびきをかく、または口でハアハア呼吸している
- 食事中に口を開けて食べる(クチャクチャ音がする)
- 風邪やのどの炎症をくり返しやすい
- アレルギー性鼻炎・花粉症がある
- ぼーっとしていることが多く、集中力が続かない
- 唇がいつも乾いている・荒れている
3つ以上あてはまる場合は、口呼吸が習慣化している可能性があります。一度歯科医師にご相談ください。
口呼吸の原因はさまざま
口呼吸になる原因は一つではありません。主なものとして、鼻づまり・アレルギー性鼻炎・扁桃腺の肥大・アデノイド(咽頭扁桃の肥大)などの医学的な原因と、口まわりの筋肉の発達不足による習慣的な原因があります。
医学的な原因がある場合は耳鼻咽喉科との連携が必要なケースもありますが、口まわりの筋肉トレーニング(口腔筋機能療法)や生活習慣の見直しで改善できるケースも多くあります。
家庭でできる口呼吸の改善アプローチ
歯科医院でできること
北村歯科医院では、お子さんの口呼吸が気になる場合に、口腔内の状態確認・顎の発育チェック・口腔筋機能療法(MFT)のご案内を行っています。「矯正が必要になる前に対処したい」「子どもの口がいつも開いている」といったお悩みに、専門的な立場からアドバイスします。
口呼吸は早期に対処するほど改善しやすく、顎の発育への影響も最小限に抑えられます。「気になるな」と思ったら、ぜひお早めにご相談ください。
まとめ
- 口呼吸は歯並び・顎の発育・免疫力に影響する
- 乾燥した口内環境は虫歯リスクも高める
- 原因は鼻づまりや筋肉の発達不足などさまざま
- あいうべ体操・よく噛む習慣・姿勢改善が有効
- 気になったら早めに歯科医院へ相談を
「うちの子、口呼吸かも…」と気になったら、ひとりで抱え込まずにぜひ北村歯科医院へお越しください。お子さんの成長に合わせた適切なアドバイスをいたします。
口呼吸・歯並び・お子さんの口腔発達に関するご相談もお気軽にどうぞ。

