こんにちは、北村歯科医院の北村聡一です。
「咀嚼(そしゃく)」に「嚥下(えんげ)」。 漢字で書くと少し難しく、どこか高齢者の方に向けた言葉のように感じるかもしれません。
しかし、今、このブログを読んでいる30代のあなたにこそ、知ってほしい真実があります。
実は、30代からお口の機能を意識することは、高価な美容液を塗ったり、ジムに通ったりすることと同じくらい、あるいはそれ以上に、「10年後、20年後のあなた」の美しさと自信を左右するのです。
今日は、令和8年度(2026年度)から50歳での検査が推奨される「口腔機能」について、なぜ30代から準備が必要なのかを美容と健康の視点でお話しします。
1. 「咀嚼(そしゃく)」は、自分で行う最強のフェイシャルエステ
「咀嚼」とは、簡単に言えば「食べ物を噛み砕くこと」です。でも、30代女性にとってはそれ以上の意味があります。
天然の美顔器を動かしていますか?
私たちの顔には約30種類以上の筋肉(表情筋)がありますが、その大部分は「噛む」動作と連動しています。
-
フェイスラインの引き締め: しっかり噛むことで、あご周りの筋肉が鍛えられ、シャープなフェイスラインを維持できます。
-
血行促進と肌のトーンアップ: 筋肉を動かすことで顔全体の血流が良くなり、肌に酸素と栄養が行き渡ります。
-
若返りホルモンの分泌: よく噛むと唾液から「パロチン」という成長ホルモンの一種が分泌されます。これは別名「若返りホルモン」とも呼ばれ、肌や髪の代謝を助けてくれるのです。
もし、「最近、柔らかいものばかり食べている」「片側だけで噛む癖がある」という方は要注意。使われない筋肉は少しずつ衰え、将来の「たるみ」や「シワ」の原因を作っているかもしれません。
2. 「嚥下(えんげ)」は、顔立ちを支えるインナーマッスル
次に「嚥下」。これは「飲み込むこと」を指します。 30代で「飲み込みにくい」と感じることは少ないかもしれませんが、実は**「飲み込む力の低下」は、目に見えない部分で顔立ちに影響**を及ぼします。
「二重あご」の原因は、舌の筋力不足かも?
食べ物を喉の奥へ送り込むのは、主に「舌」の役割です。舌は大きな筋肉の塊であり、喉の奥の筋肉とつながっています。
この「飲み込む力(舌の力)」が弱まると、お口の中で舌が正しい位置(上あごにピタッとついている状態)に収まらなくなります。これを「低位舌(ていいぜつ)」と呼びます。
舌の位置が下がると……
-
あごの下の筋肉が緩み、二重あごになりやすくなる。
-
口呼吸が増え、お口の中が乾燥し、口臭や虫歯の原因になる。
-
顔全体がどんよりとした印象(老け見え)になってしまう。
正しくゴクンと飲み込む力は、シュッとした首筋と、美しい横顔をキープするための「インナーマッスル」なのです。
3. なぜ「50歳からの検査」を今から意識するの?
冒頭でお伝えした通り、国は令和8年度(2026年度)から、50歳という節目で「口腔機能低下症」の検査を推奨する方針を固めました。
「まだ先の話」と思うかもしれません。しかし、お口の筋肉も、体全体の筋肉と同じで、一朝一夕には作られません。
30代は仕事、家事、育児と、自分を後回しにしがちな時期です。しかし、この時期に「正しく噛む」「正しく飲み込む」という基本を忘れてしまうと、50歳になったときに「機能低下」という通知表を受け取ることになってしまいます。
予防は、最大のアンチエイジング
「悪くなってから治す」のは大変ですが、「今の良さをキープする」のはずっと簡単です。 30代のうちにお口のポテンシャルを整えておくことは、将来の自分への最高のギフトになります。
4. 今日からできる!北村歯科医院おすすめの「お口ケア」
特別な道具は必要ありません。明日から(あるいは次の食事から)意識できるポイントです。
-
「一口30回」を1食に数回だけ意識する 全部の食事は大変なので、最初の一口だけでも意識してみましょう。筋肉が目覚めます。
-
舌の「定位置」をチェック リラックスしている時、舌先はどこにありますか?上の前歯の少し後ろの歯茎に触れていますか?もし下の歯に触れていたら、気づいた時に上に持ち上げましょう。
-
姿勢を正して「ゴクン」 スマホを見ながら、下を向いて飲み込んでいませんか?背筋を伸ばして飲み込むことで、喉周りの筋肉が正しく使われます。
5. 北村歯科医院で「お口の未来」をチェックしませんか?
「自分の噛む力ってどのくらい?」「舌の位置は正しいかな?」 そう気になった方は、ぜひ定期検診の際にお声がけください。
当院では、最新の知見に基づき、30代の皆さまが**「今よりもっと美しく、将来もずっと健康でいられる」**ためのアドバイスを行っています。
-
咀嚼能力のチェック
-
舌圧(舌を押し返す力)の測定
-
一人ひとりに合わせた「お口の筋肉の調整」の伝授
「歯医者は歯が痛くなってから行く場所」ではありません。 **「自分をより良くアップデートする場所」**として、北村歯科医院を活用してください。
おわりに
30代の女性の毎日は、とても忙しいものです。 だからこそ、毎日必ず行う「食べる」「飲む」という動作を、美容の時間に変えてみませんか?
しっかり噛んで、正しく飲み込む。 その積み重ねが、10年後のあなたの笑顔を、もっと輝かせるはずです。
皆さまのご来院を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
神戸市兵庫区 和田岬 北村歯科医院 tel 078-681-1582

