口内炎に悩む方へ 〜原因・種類・予防法を知って早く改善〜
こんにちは。兵庫区和田岬の北村歯科医院 院長 北村聡一です。
「口の中が痛くて食事がつらい…」そんな経験はありませんか?
口内炎は誰でも起こりうる症状ですが、正しい知識を持つことで予防や早期改善につなげることができます。今回は、口内炎の種類と原因、そして予防方法についてお伝えします。
1. 口内炎の主な種類と特徴
① アフタ性口内炎
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最もよく見られるタイプ。
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中央が白く、縁が赤い円形または楕円形の潰瘍ができます。
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強い痛みがあり、食事や会話に支障をきたすことも。
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原因ははっきりしていませんが、ストレス・疲労・免疫力低下・ビタミンB不足などが関係するといわれています。
② カタル性口内炎
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粘膜が赤く腫れ、ただれや水ぶくれが出ることもあります。
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熱い・辛い・酸っぱいものがしみるヒリヒリ感が特徴。
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入れ歯や矯正器具、虫歯の尖った部分、やけどなど物理的刺激が主な原因です。
③ ウイルス性口内炎
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高熱を伴い、口の中全体に小さな水ぶくれが多数発生。
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単純ヘルペスウイルスなどのウイルス感染が原因。
2. 治療と対処法
ほとんどの口内炎は1〜2週間で自然に治りますが、痛みが強い・長引く場合は対策が必要です。
自宅でできる対処
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市販の口内炎用軟膏・パッチ・スプレーで患部を保護し、炎症を抑える。
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栄養をしっかり摂り、口腔内を清潔に保つ。
歯科医院や病院での治療
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ステロイド軟膏の処方やレーザー治療で早期改善を目指します。
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治りにくい場合は、別の病気(口腔がん・全身疾患)の可能性を考慮し、詳しい検査を行います。
3. 予防のための生活習慣
① 規則正しい生活
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十分な睡眠と休養をとり、ストレスをためないことが免疫力維持につながります。
② 栄養バランスの良い食事
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粘膜の健康に不可欠なビタミンB群(B2・B6)やビタミンCを摂取。
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レバー、納豆、卵、緑黄色野菜、果物などを意識的に。
③ 口腔内を清潔に保つ
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丁寧な歯磨き・うがいで細菌繁殖を防ぐ。
④ 刺激物を控える
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辛い・酸っぱい・熱い・硬い食べ物は口内炎を悪化させる可能性があります。
⑤ 生活習慣の見直し
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口呼吸や喫煙は口の中を乾燥させ、口内炎リスクを上げるため改善を。
4. まとめ
口内炎は単なる一時的な症状に見えますが、体の免疫力低下や栄養不足のサインであることもあります。
繰り返す場合や長引く場合は、放置せず早めに歯科医院や医療機関を受診しましょう。
北村歯科医院では、口内炎の症状緩和だけでなく、原因の特定や再発防止のアドバイスも行っています。
「最近よく口内炎ができる…」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
神戸市兵庫区の歯医者さん 北村歯科医院