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口腔筋機能療法(MFT)とは?~矯正後の後戻りを防ぐためにも~

こんにちは!神戸市和田岬にある北村歯科医院です🦷♪

 

本日の題材である、口腔筋機能療法・通称MFTを皆さん知っていたり、聞いたことはありますか😊?

 

MFTとは

舌の位置が正しくなかったり、鼻で呼吸が出来ていなかったりすると、歯並びやかみ合わせに影響します。

MFTは矯正治療を円滑に進め、舌や唇、頬などのお口の周りの筋肉を強化し、正しく機能させることを目的とする療法です。

 

矯正をして綺麗な歯並びになれたとしても、舌の悪い癖があると後戻りをしてしまうことがあります😱

せっかく高額な費用をかけたのに後戻りしてしまうと、とてももったいないですよね😢

MFTは矯正後の後戻りを防ぐ役割も果たしており、当院でも昨年からMFTを導入しています!

 

MFTの対象年齢

MFTは子供から大人の方まで効果があります。

ただし、成長過程にある子供と違い、MFTだけで歯並びを改善することは大人の方は難しくなります。

大人はすでに、骨がしっかりと固くなっていることや年齢的に適応能力が低くなっているからです。

大人の場合は、矯正装置による矯正とMFTによるお口まわりの機能改善とを合わせて行うことが必須になってきます。

また、歯並びに問題の無い方でも年齢とともにお口まわりの筋肉が落ちたり、正しく噛むこと・飲み込むことができていないことよって、むせることが多くなったり、上手く食事が出来ない(食べ物が口からこぼれる、食べる速度が遅くなった)といった問題が起こってきます。→口腔機能低下症、オーラルフレイル

この問題を改善するために、MFTがあります。(リフトアップにも最適なトレーニングです😄)

MFTはいつするの?

歯科医院では正しいトレーニングのやり方とトレーニングの経過の観察や記録をおこないます。ご家庭でトレーニングをおこないます。普段の習慣はなかなかとれないものですが、トレーニングをコツコツ続ければ改善していきます。当院でも矯正をしているお子さんに対して同時にMFTを行ってもらうと、半年程で歯並びの改善やお口周りの筋肉を正しく使って食事が出来るようになることがみられました。お子さん自身が毎日頑張ってくれた証です✨

 

矯正をするほどの歯並びになってしまうお子さんには、必ず舌や唇、お口周りの筋肉の悪い癖があります。

舌を上にあげる筋肉がない為、低位舌となり口呼吸になってしまう・歯列が拡大されないという大きな原因となっています。

舌に正しい位置があるの?!

お口を閉じているときに舌は上あごの裏にくっついていますか?ここが舌の正しい位置です👅

上あごの裏以外についている方(前歯や唇に触れている)は舌の悪い癖があります。

私も、大人になってから初めて知り、MFTを始めてみるとなんと改善されました!

現在、舌は常に上あごにある状態になり、就寝中に口呼吸をしてしまうことも格段に減りました👏

 

MFTはお口や舌の筋トレ

MFTは悪い癖をなくすことに繋がるため、正しいトレーニングを行う限りはデメリットがありません!

体の筋肉をつける筋トレと同様に、正しいトレーニングを続けることが大切です💪

ですが、正しいトレーニング方法で行っていないとまた悪い癖がつくことになってしまい、改善がみられません。

ネットで調べると様々な情報が出てきますが、トレーニングを行いたいと思った方は必ず歯科医院や専門家の方にご相談ください。

 

また、お子さんの歯並びが気になる方はなるべくお早めにご相談ください。

お口周りの悪い癖の原因は実は授乳、離乳食のころから始まっています😳

舌が短い(舌小帯が短い)と上手く舌が使えず、赤ちゃんが上手に飲み込めない事にもつながっているからです。

特に成長期のときにMFTを行うことで大きな変化が見られ、悪い癖がついている習慣が短いことですぐに改善につながる場合もあります!

 

当院でも随時受け付けております。気になる方やご不明な点がある方は院長やスタッフにお気軽にお声がけください😊

 

神戸市兵庫区の歯医者さん 北村歯科医院