【子供の成長期に気をつけたい歯磨き習慣】
~今だからこそ身につけておきたい、歯を守る基本~
こんにちは!神戸市兵庫区にあります北村歯科医院 院長北村聡一です🦷✨
お子さんが成長するにつれて、身長がぐんぐん伸びたり、運動量が増えたり、食べる量が増えたり…
体の変化に気づく場面ってたくさんありますよね。
でも実は、お口の中も成長とともに大きく変化しているのをご存じでしょうか?
特に小学校低学年から中高学年にかけては、「歯が抜けた!」「新しい歯が生えてきた!」といった変化がたくさん訪れる時期。
今回は、そんな成長期にこそ気をつけたい「歯磨き」のポイントを、歯科医の視点からわかりやすくご紹介します😊
■ 成長期の歯の特徴とは?
6歳ごろから12歳ごろまでの期間は、「混合歯列期」といって、乳歯と永久歯が混在する時期になります。
この時期は歯の大きさや高さがバラバラで、歯と歯の間に汚れがたまりやすい状態です。
さらに、運動や習い事で忙しくなる年齢でもあり、おやつやスポーツドリンクなどを摂取する機会も増えがち。
つまり、虫歯や歯肉炎になりやすいリスクの高い時期なのです。
この時期にしっかりとした歯磨き習慣を身につけることは、将来の歯の健康を守る大きな土台になります!
■ 年齢別・歯磨きのコツ
● 小学校低学年(6~8歳)
まだ手先の細かな動きが未発達で、本人が「ちゃんと磨いてる!」と思っていても、実は汚れがかなり残っていることが多いです。
この時期に最も注意したいのが「6歳臼歯」。
奥に生えてくる永久歯で、とっても大事な歯なのに、最も虫歯になりやすいとも言われています。
見えにくく、本人が磨くのも難しい位置にあるので、必ず仕上げ磨きをしてあげましょう。
● 小学校中~高学年(9~12歳)
少しずつ自立して歯磨きができるようになりますが、油断は禁物です。
この時期は「磨いている」けど「磨けていない」状態が多く見られます。
おすすめなのは、鏡を見ながら磨くこと。
「どこを磨いているのか」「歯ブラシの角度は正しいか」を視覚的に確認することで、磨き方の精度がぐっとアップします✨
特に夜の歯磨きは丁寧に。
「夜だけは仕上げ磨きをしてあげる」「一緒に磨く時間をつくる」など、親子のコミュニケーションにもなりますよ☺️
■ 歯ブラシとフッ素の上手な使い方
✔ 歯ブラシは「年齢」「お口の大きさ」に合ったものを選ぶ
✔ 毛先が広がってきたら交換(目安:1か月に1本)
✔ 子供の歯ブラシは柔らかめで小さめがベスト!
また、フッ素入りの歯みがき粉も虫歯予防に欠かせません。
年齢に合ったフッ素濃度の製品を選びましょう(市販品であれば950ppm程度がおすすめです)。
さらに、定期的に歯科医院でフッ素塗布を受けると、より虫歯に強い歯に育っていきます🪥✨
■ 歯科医院での定期検診も忘れずに!
どんなに丁寧に磨いていても、完璧な歯磨きはなかなか難しいものです。
だからこそ、定期的なプロのチェック&クリーニングが重要。
当院では、3〜4か月に一度の定期検診をおすすめしています。
この時期に特に効果的なのが、奥歯の溝をコーティングする「シーラント処置」や、歯の質を強くする「フッ素塗布」です。
小学生のうちに歯医者を「こわい場所」ではなく、「歯を守ってくれる場所」として認識してもらうことも、将来の通院意識を高める第一歩です😊
■ まとめ:今こそ、歯の土台をつくる大切な時期
歯は、一度失ってしまうと元には戻りません。
でも、虫歯や歯周病は予防することができる病気です。
だからこそ、成長期の今、
・正しい歯磨き
・仕上げ磨き
・フッ素ケア
・定期検診
これらを習慣づけることが、一生健康な歯で過ごすための第一歩になります。
北村歯科医院では、お子さまの成長に合わせた予防プランをご提案しています。
歯磨きの仕方のアドバイスから、検診、フッ素塗布まで、何でもお気軽にご相談ください!
虫歯予防について
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