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小児矯正の痛みはどのくらい?装置に慣れるまでの過ごし方と注意点

矯正中の痛みや食事制限はある?

~子どもが快適に過ごすための工夫~

「矯正を始めたいけれど、痛みはどのくらいあるの?」「食事は制限されるの?」
小児矯正を検討している保護者の方から、よくいただく質問です。矯正は歯を動かす治療であるため、多少の違和感や痛みは避けられません。しかし、適切に対応すればお子さんが快適に過ごすことができます。今回は、矯正中の痛みや食事制限について、わかりやすくご説明します。


矯正中の痛みはどの程度?

矯正治療では、歯や顎の骨に持続的な力を加えて歯を動かします。そのため、調整直後や装置をつけ始めたときに「じんわり押されるような痛み」や「噛みにくさ」を感じることがあります。

  • 痛みのピーク:装置を調整してから2~3日程度

  • おさまる時期:1週間以内には慣れるお子さんがほとんど

  • 痛みの程度:強い痛みというより、歯が浮いたような違和感

つまり「強くて我慢できない痛み」というよりは、「慣れるまでの違和感」が中心です。どうしても辛い場合は、鎮痛剤を一時的に使うこともありますが、多くのお子さんは日常生活に支障なく過ごせます。


食事制限はある?

矯正中は、装置や歯に負担をかける食べ物を避ける必要があります。

避けた方がよいもの

  • 固い食べ物(氷、ナッツ、かたいおせんべい)

  • 粘着性のある食べ物(キャラメル、ガム、グミ)

  • 繊維が強い食べ物(スルメ、硬い肉)

これらは装置を壊したり、歯に過度な負担をかけたりする原因になります。

食べやすい食品の工夫

  • ご飯ややわらかいパン、うどん、パスタなど咀嚼しやすいもの

  • 煮物やスープで柔らかく調理した野菜

  • 小さく切った果物や鶏そぼろなど、歯にやさしい形態

「食べられないもの」ではなく「工夫すれば食べやすいもの」に置き換えると、お子さんの食生活のストレスは少なくなります。


装置の取り扱いと快適に過ごすための工夫

矯正中は装置そのもののお手入れや扱い方も重要です。

  1. 装置の清掃
     矯正装置は汚れがつきやすいため、歯ブラシのほか歯間ブラシやフロスを併用しましょう。食後はできるだけ早めの歯磨きを習慣に。

  2. マウスピース型装置の場合
     食事のときは取り外しが可能です。なくさないよう専用ケースに入れること、毎日洗浄することを習慣づけましょう。

  3. ワイヤー矯正の場合
     装置が頬や唇に当たって痛むことがあります。その場合は歯科医院から渡される「矯正用ワックス」を装置に貼ることで、口内炎を防げます。

  4. 定期的な通院
     装置の不具合や痛みが長く続く場合は我慢せず、早めに歯科医院へ相談してください。


北村歯科医院でのサポート

神戸市兵庫区の北村歯科医院では、小児矯正中のお子さんが快適に過ごせるよう、

  • 装置ごとの食事指導

  • 矯正用歯ブラシや清掃補助具の使い方指導

  • 痛みや違和感を和らげる工夫のアドバイス
    を行っています。保護者の方にも「家庭での声かけのポイント」をお伝えし、安心して治療を続けていただけるようサポートしています。


まとめ

矯正中の痛みは一時的な違和感で、ほとんどの場合1週間以内に慣れます。食事制限も「食べられない」ではなく「工夫して食べやすくする」ことが大切です。

装置の正しい扱いとお口の清掃を徹底すれば、矯正中でもお子さんは快適に過ごすことができます。

「矯正中の生活が不安」「痛みや食事についてもっと詳しく知りたい」という方は、ぜひ神戸市兵庫区の北村歯科医院にご相談ください。お子さん一人ひとりに合わせた矯正治療と生活サポートをご提案いたします。

詳しくは以下のHPを ↓

https://www.kitamurashika.jp/kitamurashika_kids/