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【小学生の歯科検診】「要注意」と書かれたときに親がまず確認すべきこと

学校の歯科検診で「要注意」と言われたらどうすればいい?

~検診後の流れと受診の目安を親目線で解説~

小学生になると、学校で年に一度の歯科検診があります。結果のお知らせを持ち帰ってきて、「要注意」と書かれているのを見て驚いた経験のある保護者の方も多いのではないでしょうか。

「要注意って虫歯ってこと?」「すぐに治療が必要なの?」
そんな不安を抱く親御さんのために、今回は学校の歯科検診で“要注意”と書かれていたときの意味や、その後の対応について、わかりやすくご説明します。


「要注意」は“すぐ治療が必要”とは限らない

学校の歯科検診は、短時間で多くの子どもを診るためのスクリーニング検査です。そのため、「要注意」と書かれていても、必ずしも虫歯治療が必要という意味ではありません。

たとえば、

  • 虫歯の可能性はあるが、要観察レベル

  • 歯並びや噛み合わせに気になる点がある

  • 歯肉炎やプラークの付着が目立つ

  • 永久歯の生え方に注意が必要
    といった幅広い内容が「要注意」に含まれます。

つまり、「要注意=今すぐ削る」ではなく、「専門医でチェックしてもらってね」というサインだと考えてください。


受診の流れと目安

学校からもらった結果票に「要注意」とあれば、なるべく早めにかかりつけの歯科医院で確認してもらうことをおすすめします。

1. 虫歯の疑いがある場合

ごく初期の虫歯であれば、削らずにフッ素塗布や生活習慣の改善で進行を止められることもあります。放置すると進行してしまうため、早めの受診が大切です。

2. 歯肉炎や歯ぐきの腫れ

小学生はまだ仕上げ磨きが必要な時期です。歯ぐきの炎症は、磨き残しや食生活の乱れが原因のことが多いので、ブラッシング指導やクリーニングで改善できます。

3. 歯並び・噛み合わせの異常

永久歯が生えそろう小学生の時期は、将来の歯並びや顎の発育に関わる大切な時期です。矯正が必要かどうかの判断も含め、歯科医院でチェックを受けましょう。

4. 永久歯の生え方に関する要注意

「6歳臼歯」や前歯の生え変わりは、虫歯や不正咬合のリスクが高まる時期です。正しく生えているかどうかを確認する意味でも受診は有効です。


親としてできること

検診結果を見て「また今度でいいや」と先延ばしにすると、小さな異常が大きなトラブルに発展してしまうことがあります。保護者ができることは、

  • 結果票を見て受診を忘れずに予約する

  • 日頃の仕上げ磨きやおやつ習慣を見直す

  • 定期的な歯科検診を学校任せにせず、かかりつけでも継続する
    といったサポートです。


北村歯科医院での取り組み

神戸市兵庫区の北村歯科医院では、小学生のお子さんの検診や予防管理に力を入れています。

  • フッ素塗布やシーラントによる虫歯予防

  • 正しいブラッシング指導(親御さんへの仕上げ磨きのコツも)

  • 永久歯の生え方や歯並びチェック
    を行い、将来の歯の健康につながるサポートをしています。


まとめ

学校の歯科検診で「要注意」と言われても、すぐに虫歯治療が必要というわけではありません。ただし放置せず、必ず歯科医院で専門的なチェックを受けることが大切です。

「要注意=予防のチャンス」と捉えて、早めに受診することで大きなトラブルを防ぐことができます。お子さんの歯の健康を守るために、ぜひ神戸市兵庫区の北村歯科医院にお気軽にご相談ください。