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むし歯の早期発見に役立つ「ダイアグノデント ペン」

むし歯を「見える化」するダイアグノデント ペンについて

こんにちは、神戸市兵庫区 北村歯科医院 院長 北村聡一です。

「ダイアグノデント ペン」という機器をご存じでしょうか?
むし歯の早期発見に役立つレーザー診断機で、歯を削ったり痛みを与えたりすることなく、数値でむし歯の進行度を確認できるため、近年、多くの歯科医院で導入されています。

今日は、北村歯科医院でも活躍している「ダイアグノデント ペン」についてご紹介します。


ダイアグノデント ペンの仕組み

ダイアグノデント ペンは「レーザー光」を利用して、むし歯の有無や進行度を調べます。

  1. レーザーを歯に当てる
    低出力のレーザー光を歯の表面に照射します。

  2. 蛍光反射を測定
    健康な歯はほとんど反応しませんが、むし歯菌が出す代謝産物にレーザーが反応し、特殊な光(蛍光)を発します。

  3. 数値として表示
    蛍光の強さを機械が読み取り、数値として表示します。
    → 数値が高いほど、むし歯が進行している可能性が高いことを意味します。


ダイアグノデント ペンのメリット

1. 初期むし歯を見逃さない

肉眼やレントゲンでは分かりにくい「歯の溝の奥」や「初期段階のむし歯」を発見できます。

2. 削らない治療の判断に役立つ

初期むし歯が見つかった場合でも、すぐに削らず、フッ素塗布やブラッシング指導で再石灰化を促すことができます。
→ 「なるべく削らない治療」を選択できるのは大きな安心です。

3. 痛みがない検査

レーザーを当てるだけなので痛みは全くありません。お子さんや歯科治療に恐怖心のある方でも安心して受けられます。

4. 客観的なデータで説明できる

むし歯の進行度を数値で把握できるので、患者さんと一緒に画面を見ながらご説明できます。定期検診のたびに記録を取ることで、むし歯の進行を客観的に管理できます。


ダイアグノデント ペンが向いている方

  • むし歯をできるだけ早く見つけたい方

  • 「削らない治療」を希望する方

  • レントゲンの被ばくを避けたい小さなお子さん

  • 歯科治療に不安や恐怖心がある方

こうした患者さんにとって、ダイアグノデント ペンはとても安心できる診断ツールです。


まとめ

ダイアグノデント ペンは、むし歯を「見える化」してくれる機器です。初期むし歯を発見し、歯を守るための治療方針を一緒に考えることができます。

北村歯科医院では、患者さんが安心して治療を受けられるよう、最新の診断機器を活用しながら、「できるだけ削らず、歯を長持ちさせる治療」を心がけています。

「むし歯が心配だけど、まだ削りたくない」
「定期検診でしっかりチェックしてほしい」

そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。

神戸市兵庫区 和田岬 北村歯科医院