健口生活のススメ

目に見える症状がないのに歯科医院に通院するという事に違和感を覚える方も多いと思います。しかし、歯科医療の先進国である北欧の国々では、とても一般的な考え方です。
なぜなら、「予防」というものは、歯科医療において、とても重要なことだからです。
「早期発見・早期治療」ではなく、「早期発見・早期予防」なのです。
北欧の国々では、「予防歯科」に力を入れることで、歯科医療の先進国になりました。一方日本では、発症、治療、再発、再治療…という治療を今まで繰り返してきました。そのため、日本人の歯の寿命は先進国の中で最下位になってしまいました。

健口生活のススメ

定期健診などで予防をすることで、虫歯や歯周病といった症状からお口を守り、悪化する前に治療が出来ます。結果、より多くの自分の歯を残すことが出来るのです。

定期健診

歯を失う2大原因の虫歯と歯周病は、気付かない間に悪化している場合が多くあります。
異常を感じて歯科医院に診察に行った時にはすでに手遅れで、神経の治療や抜歯を行わなくてはならないケースも少なくありません。
お口の健康状態を保つためには、定期検診がとても大切です。
定期健診では、歯磨きでは落としきれないバイオフィルムなどの細菌、歯石の徹底したクリーニングや、日々の正しいセルフケアの指導を行います。
また、定期的に経過観察をすることで、虫歯や歯周病を未然に防ぐ事が出来ます。

年代別予防方針

健全な乳歯列を完成させる

歯の萌出前(~0歳)
妊娠中は間食が増えたり、つわりで歯磨きが不十分になってしまったりと口腔内環境が悪くなりがちで、細菌が増加しやすい時期です。
もともと新生児の口腔内には細菌は存在していません。虫歯は養育者(主に母親)から細菌感染から始まると言われています。
幼年期(1~5歳)
健全な永久歯列を獲得するために、この時期に健全な乳歯列を守り育てる事が大切です。
この年代の子供は、本人の自発的な予防態度を期待することや、治療室での予防治療への協力も難しいものです。なので、養育者の予防に対する意識を高め、日常生活の中で子供に予防を行う事が何よりも大切です。

年代別予防方針

学齢期(6~15歳)
小学校低学年は乳歯が多く歯と歯の間が細菌により虫歯になっていることが多い時期なので、特に、甘いおやつや飲み物には気をつける必要があります。
小学校中学年になると乳歯と永久歯の混合歯列期で、この時期の子供の歯を細菌から守ることができれば、健全な永久歯列の完成が近付いてきます。また、永久歯の歯並びを矯正し噛み合わせを正常にするには一番効果的な時期です。
また、歯磨き不足やうまく磨けない子供の場合、歯肉炎もみられます。
学校で行われる歯科健診で、歯科保健教育による虫歯の啓発が始まります。この時期は、学校歯科医やかかりつけの歯医者が子供の健全な歯列を守り育てることにより、口腔内の健康維持・増進の基盤を築くことができ、一生の中でも重要な時期です。

健全な永久歯列を維持させるために良い生活習慣を定着させる

青年期(16~24歳)
青年期は永久歯列が完成し、非常に重要な時期です。生涯を通じた歯の健康に対する意識を高める大切な時期です。しかし、クラブ活動、受験勉強、進学や就職など新しい環境への対応も忙しくストレスもかかりやすく生活リズムも崩れやすい時期でもあります。
 継続した健康管理や良い生活リズムの定着を目指し、虫歯と歯肉炎の予防をしていくことが重要です。

年代別予防方針

健全な歯列を持続し、働き盛りを支える

壮・中年期(25~64歳)
壮年期・中年期は社会的使命が最も求められる時期です。喫煙や飲酒、運動不足などの生活習慣が続けば、当然細菌の活動を高め、虫歯以外にも歯肉炎・歯周病のリスクも高くなります。歯肉退縮により歯根が露出してしまい、歯のすり減りや歯の欠損などの大きな変化もみられる時期です。
特に、40~50歳以降になると根面う蝕や歯周病の発症頻度が高まるので、その予防と治療をトータルケアとして行っていくことが重要になります。

咬合崩壊の防止対策を最優先に考える

高年期(65歳~)
加齢は唾液分泌量の低下、根面の露出、入れ歯の手入れ不足は、虫歯や歯周病の誘発などを引き起こします。一方、高齢者のエナメル質や象牙質は再石灰化しているため、口腔内の環境を清潔・健康に保てば、虫歯の予防は若年者に比べると比較的簡単です。
健全な口腔は、快適な書借家自由な会話、若さと尊厳に満ちた笑顔でQOLを維持することにつながります。

北村歯科医院

〒652-0864 神戸市兵庫区笠松通 6-3-9

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