2017.01.17更新

皆様、こんにちは。最近、とても寒いですよね。体調崩されていませんか?

私の家の周りは、ここ2、3日朝の通勤時歩いていると、雪がうっすら積もっています。歩いていて転ばないように必死です!!!(・・;)(・・;)(笑)

 

さて、先日、高齢者の定義の年齢の引き上げの話題がニュースになったこと、皆様ご存知ですか?

 現在は65歳以上が「高齢者」とされていますが、それを75歳以上として65歳~74歳は「准高齢者」とするという提言です。医療の進歩により高齢になっても元気な人が増えたことが背景にあるそうです

 

 

確かに、昔に比べて、平均寿命は延びています。そこで、もっと大切になってくるのが、
健康寿命を延ばすことです!!

健康寿命という言葉を聞いたことはありますか?

健康寿命とは、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のことです。

せっかく長生きできても、寝たきりになってしまったりしてはしんどいですよね。そのためにも、健康寿命も延ばしていきたいところです。

そこで、今日は、健康寿命を延ばすために必要なキーワード

フレイルサルコペニアについてお話しししようと思います。

皆様、この二つの単語は聞いたことはありますか? カタカナばかりで難しそうと思うかもしれませんが、私たちの生活に関わることですので、少し、頭の片隅にでも残ってくれればな…と思いながら、お話しします。

フレイルとは…加齢にともなって心身の活力が低下し生活機能障害、要介護、死亡に至りやすい状態のことです。

         健康な状態と要介護状態の中間に位置しています。

  フレイルには、大きくわけて3つの問題があります。

   ①身体的問題→低栄養、サルコペニア、ロコモティブシンドローム、口腔機能低下、 転倒・骨折   

   ➁精神・心理的問題→認知機能低下、うつ、意欲・判断力低下、無気力・無関心

   ③社会的問題→独居(孤食)、経済的困窮、閉じこもり   

 

    以上の3つの問題が相互に負の影響を及ぼして悪循環のフレイルサイクルが形成されます。shun

  フレイルの診断基準は

    ①体重減少

    ➁疲れやすさ

    ③身体活動量の低下

    ④歩行速度の低下

    ⑤筋力(握力)の低下

           という5項目の中で診断されます。

 

次に… 

サルコペニアとは…加齢に伴い全身の筋肉量が減って、筋力・身体機能が低下した状態のことです。

・サルコペニアが進行すると、転倒・骨折のリスクの増大、活動性の低下、そしてにつながります。

・サルコペニアを診断するには、高齢者においてまず筋力低下または身体機能低下を評価し、

エックス線を用いる特殊な検査法などで診断します。

・サルコペニアの原因として、加齢に伴う筋肉量・筋力の低下、活動量低下(寝たきりなど)、疾病(がんや重症の臓器不全など)、栄養不良(栄養摂取不足や消化管疾患など)が挙げられます.特に、高齢者における低栄養がサルコペニアの進展に大きく関わっており、たんぱく質やビタミンDの不足が問題となってきます。

 

【フレイルの予防】

   ・フレイルでみられる心身の活力の低下は加齢のせいだと思われがちですが、

  適切な栄養摂取や運動を行うことで生活機能の改善が認められ、要介護に至るのを予防することができます。

  低栄養とサルコペニアがフレイルの病態の中核を形成しているため、食事運動がなにより大切です。

   ①栄養…1)タンパク質→(肉・魚・大豆・牛乳・卵などを積極的にとりましょう)

        2)ビタミンD→(魚、きのこ類など)+1日15分ほどの日光浴  

        3)カルシウム→(牛乳・乳製品・小魚・大豆製品・緑黄色野菜など) 

        4)その他の栄養素→ビタミンCやビタミンEなど

   ➁運動…1)有酸素運動→ウォーキング(1日5000~6000歩以上を目標に!!)     

        2)筋力トレーニング→開眼片足立ち運動(左右1分ずつ、1日3回)                

        3)スクワット                

        4)ベンダルやゴムバンドを用いた運動

   ③身体活動量や認知機能を定期的にチェック!!

  ④感染症の予防…インフルエンザや肺炎球菌などのワクチン摂取による感染症の予防         

             日頃からうがいや手洗いなどの感染予防の習慣化

  ⑤持病のコントロール

  ⑥口腔内のケア…虫歯や歯周病が進行すると歯が抜けてしっかり噛むことができなくなり、低栄養の危険性が高まります。特に糖尿病は歯周病の合併が多く、その進行が速いことが示されています。口腔内の衛生状態を保つことや接触嚥下のリハビリテーションを行うことで、歯周病の進展防止、食事摂取量の増加、低栄養の改善、さらに誤嚥性肺炎の防止につながります。

   ⇒なので、お口の中のケアはとっても重要!!です tooth 

  薬の調整

  ⑧社会との関わり…高齢になると家に閉じこもりがちになり周りの人と接触する機会が減ります。閉じこもりは、歩行障害や認知機能障害のリスクが高くなり、フレイルが進行してしまいます。

意識して社会との関りを持ち、家族をはじめとする人との交流を増やして活動的な生活を送ることがフレイルの予防につながります。

知的活動や、町内会、ボランティアなどに参加して生きがいを持つことで、心身両面の効果が期待できます。

 

●以上の事から、フレイルは身体的問題だけではなく、精神・心理的な問題や社会的な問題を含んでおり、その改善には本人や家族だけではなく、医療・介護などのアプローチが必要となります。

 

 私事なのですが、私は以前入院ベッドがある病院で務めていました。 ほとんど寝たきりの方の入院患者様が多かったのですが、

その中でも、入院以前は普通に歩けていた方などもいらっしゃいました。しかし、高齢の方は入院が長引けば長引くほど、

筋力が衰えていく方も少なくありませんでした。また、一度骨折をされてしまうと、せっかく良くなられて退院されてもまた、

転倒され骨折される方もいらっしゃいました…。

 入院された患者様には退院支援を立てていくのですが、その中で課題となってくるのがたとえば、高齢で独居の方でした。

おうちでおひとりであれば、どうしても食生活が乱れてしまいがちです。また、どれだけ、病院で治療をしてお薬を処方しても

きっちり服用して頂くことが困難な場合もでてきます。また、社会との関りがなくなってくると、外出もおっくうになり、

認知機能の低下や筋力低下が避けられなくなります。

 そうなると上でもお話ししたように、まさに悪循環のフレイルサイクルがおこってしまう方は少なくありませんでした。

そこに介入して少しでもその患者様が良くなるようにするお仕事を担当していました。

 たとえば、お一人暮らしの方で少しお食事とかお薬の管理が難しい方であれば、今は介護サービスがあります。

そこにつなげるお手伝いをしていました。すると、ケアマネジャーさんやヘルパーさんなど地域でお一人の方を見守るシステムが作れるのです。

このお仕事をしていて、実感したこと…。それは高齢になってもできるだけ、家に閉じこもらないで、色々な人と交流をして、外出すること。

そこには、きちっとした食事も含まれるし、何より、張りのある生活ができて毎日がいきいきと暮らせる!

 フレイルは、精神的なものも身体的なものも含まれます。どちらか一方でも健康でなくなると片方も健康でなくなるのです。

 

 皆さま、お話が長くなってしまいましたが、今日、お話ししたかったこと。

 それは、フレイルを予防するために… ⇒  

           ★しっかりバランスよく食事をする

        ★適度な運動をする     

        ★積極的に社会と関りを持つ                     です。

 

 みなさま健康で、長生きできる生活を送るためにも、心がけていきましょうね!!

 そして、途中でもお話ししましたが、お口のケアも忘れずに!!

ihiお口の中で気になることがあれば、お気軽に北村歯科医院にご相談下さいね。ni

 

投稿者: 北村歯科医院