2016.08.06更新

日本歯科医師会では、「8020運動」、「噛みんぐ30」そして「オーラルフレイルの予防」に力を入れています。

オーラルフレイルとはどういったものかを説明していきます。オーラルフレイルとはそのまま訳すると「歯・口の機能の虚弱」と訳されます。なぜこのオーラルフレイルの予防が必要なのでしょうか?

歯周病や虫歯によってはの本数が少なくなると、食べ物を噛み砕いたり、滑舌が悪くなったり、噛む力が減少してしまいます。そうして口の機能の低下につながります。

歯・口の機能の低下は、サルコペニア(加齢による筋肉の減弱)やロコモーションシンドローム(運動機能低下のため移動機能の低下した状態)の前兆として現れるのではないかと考えられています。栄養面と運動面からの視点で考えてみます。

栄養面から考えますと、食べるものが減り食欲の減少することでバランスのいい食事ができなくなります。また、食べる量が減ることにより低栄養・代謝量の低下を引き起こします。このことがサルコペニアを引き起こし要介護状態に陥る引き金となります。

運動面から考えますと歯・口の機能低下は、入れ歯や歯の喪失・歯周病による口臭で、誰かと食事をすることが億劫になったり、外にでかけて人と話したりする機会が減ることで『社会性』が失われていきます。『社会性』が失われることで家に引きこもることが多くなりロコモーションシンドロームを引き起こします。

 そのため、オーラルフレイルの予防は大切であると考えられています。

オーラルフレイルの予防を具体的にするには何を行えばよいでしょうか?

歯科医師の立場からいえることとしては、歯周病や虫歯、歯を失ったときには速やかに治療を受けることをしてもらい、定期的にお口の健康状態をかかりつけ歯科医院で診てもらい、健康な状態を保つようにしましょう。また、『社会性』を保つことで孤独にならないこと、体全身の筋肉量が減らないようにするために『運動』、しっかり歩くことが大切です。

神戸市兵庫区で一生涯お口の健康を守れるかかりつけ歯科医院を目指しています。北村歯科医院 北村聡一

投稿者: 北村歯科医院